2013年1月13日日曜日

残り物には福がある

九州の倅に伊勢崎特産の「下植木葱」の話をしたら、味見をしたいと言うので知り合いに問い合わせたところ出荷の最盛期は12月中で、今は農産物直売所でも行かないと手に入らないとの事であった。
そこで、百彩館という農協の直売店に出掛けて見た。
箱入りは無く、店員に聞いても下仁田葱なら箱入りは手に入るが、下植木葱の箱入りは入荷していないとの事であったので、仕方無くばら売りを4・5束購入してそれを箱詰めにして送る事にした。
箱入りだろうが、ばら売りであろうが味に変わりはない。体裁だけである。

清算していると外に居た男の店員が「あと6人だよ、6人で終わりだよー」と店内に呼び掛け始めた。
レジの娘さんが「お客さん、レシートをもって抽選してください。」と案内され、その場所に行って見ると係員が抽選機を開き、残りの当選品物と数を合わせている最中である。
特等自転車2本、1等鉢植え花2本、2等洗剤1本、3等1本と、初日と今日の抽選した結果の残り物で、正にその中から抽選するのである。
自転車が当たってしまったら置き場に困ると、一瞬頭をよぎる。
1等の鉢植えでも、菫の寄せ植えよりシンピジュームの絢爛と咲いているのが良い。
「ここで外れたら今年は余程運が悪いね。」と、冗談を言いながらガラガラポンを回した。
「1等賞!、どれにするい」というので、最初に目を付けたシンピジュームにする事にした。
「今年は、宝くじを買っても当たるよ。」などと冗談を言われながら賞品を受け取って帰って来た。
葱もその箱を利用して送る事が出来、1石3鳥である。

しかし、ヤマト便に行って発送手続きをしたが輸送賃の方が高くつき、物流コストの仕組みを改めて感じさせられた。
まあ九州の倅と嫁が、遠く伊勢崎の特産品を味わって貰えればそれに越した事はないと、ヤマト便を後にした次第である。
15日の夜に到着するよう指定する。

右写真は、1等賞の賞品である。
「こいつあー春から縁起がいいやい」、と大見得を切るまでもないか。
こんなものでも、庶民のささやかな喜びである。

3 件のコメント:

  1. ブログ、楽しく読ませていただきました。籤運の悪い私には羨ましい限りです。近藤先生にとって、今年は更に良い年になりそうですね。宝籤を買うと良いかもしれませんね。ご多幸をお祈りしています。

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  2. 下仁田葱は全国的に有名に成っていますが、下植木葱も、此の所脚光を浴びてきているみたいですね。機会が有れば味わって見たいと思っています。作る人が、だんだん少なくなっている様で残念ですね。

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  3. この花の花言葉を教えてくれた方がおりました。
    花言葉は「飾らない心」「素朴」・・・、だそうです。
    パソ爺もこの様に生きたいものです。

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