2010年9月22日水曜日

持ち込みパソコン講座の泣き所

「アナログ音源のデジタル化」の目安もついたので、テキストの作成に入った。
ミュージックホルダーに録音されたファイルを、Windows Media Player(WMP)でCDに書き込む手順を図解入りで分かりやすく、手取り足取るような解説で作る。(自分ではそう思っている。)
しかしそこに陥穽があった。
迂闊にも、受講者の持ち込みパソコンのバージョンを無視して、自分のVistaパソコン中心のテキストが出来上がってしまった。

XpパソコンのWMPは、バージョン8と9、Win7は12となっており、パソ爺のWMPは11となっているから手順が全く合わず、図も違っているため受講者たちはパニックとなってしまった。
「どこどこ。」「出ないよー。」右往左往して自分のパソコンと見比べている。
こんな場合は慌てず、直ちに”傾向と対策”(その昔、受験対策テキストがありました。)をとれるのが長年の経験である。
「はい、はい、皆さんお静かに。ほらほら、そこ聞いて。」と、高圧的に静粛を求める。
「合わないのは皆さんの怠慢です。」と、受講者の責任に転化しておいて、
「Xpパソコンを持参している人は、量販店で買ったままにしてあるんですよ。」
「パソコンのソフトは日々進化して、その情報はユーザーに提供されているんです。」
「?」
「インターネット回線を通してWordでもExcelでも、マイクロソフトから内容を新しくする情報が来ているのに、皆さんはほったらかしにしていたわけです。」
「店では何とも言って居なかったわ。」自分の不勉強を棚に上げている。

しかし、ここでパソ爺達ボランティアも反省しなければならない。
ソフトの自動更新が出来る事を教えていないのだ。
これまでは、公共のパソコンを使用させて貰っていたから、そうした所までは説明に入っていない。
こうして自前持ち込み方式になって、初めて出来る操作である。
WMP12に付いては、別途テキストを作成する事にし、8・9を11にバージョンアップをする事にする。
これだけで半日費やしてしまった。

こうしてアナログ音源のデジタル化は、週1回の講座ではあるが少しづつ前に進んで行く。
「どこまでつづくぬかるみぞ、~♪」
悲壮な軍歌である。

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