2013年8月8日木曜日

爺婆による孫の為のパソコン教室開講

パソコンボランティア・Mellowネット要綱に「初等教育現場へのサポート」という条項が盛り込まれている。
具体的な考え方が有った訳では無く、幅広い活動を目指す理念として取り入れたものであった。
だから、この十年考えの片隅にはあったものの、何処から手を付けるべきか端緒が見つからず、有名無実な条項であった。
それをこの夏、新栄町の協力を得て実現出来たのである。

前々から新栄町はMネットと因縁浅からぬ間柄で、東日本大震災のため学習する場がひっ迫した折り、会議所を提供してくれたのである。
その時の区長が内山甚平さんで有ったのも幸いした。
Mネット傘下のクラブ代表であるとともに、森田市議選挙で顔見知りでもあった。
虫の良い話で、借りるに当たりインターネット利用が出来る様にお願いしたのである。
回線の引き込み名目として、Mネットが町内の子供達にインターネット利用を啓蒙すると言うものであった。
だから、要綱の活動理念の実現とは別に、内山区長への約束を履行する意味合いが多きい教室の開講である。

町との交渉はMネットの大村さんが中心となって進めてくれた。
広瀬小学校に出掛け、パソコンカリキュラムの詳細も調べ上げてくれた。
群馬県の小学校は、ジャストシステムが編成した「ジャストスマイル」というソフトを使用している事が判明、これはマイクロソフトのWordやペイントなどとはアイコンとか操作方法が異なる。
この辺が難しいところで、学校方針と違える操作を教えて子供達に支障を出してはならないわけで、当たり障りのないものと言えばマウスの使い方に絡めたゲーム、オートシェイブでの図形処理、ペイントの使い方と応用で漫画のキャラクターを描いて見る程度になってしまう。

開講は8月7日、8日、21日、22日の4日間、午後1時から4時まで45分に区切り、15分の休憩と学校並みの時間割りをした。
一応Mネットとしても指導要領を作成し、講師の恣意的な学習にならない様、概略方針に沿った講座を進める事にした。
1講座4人体制で臨み、低学年を重点的にサポートするようにした。
新栄町は子供育成会の父母が支援する事になった。
パソコンは茂呂・殖蓮公民館共同使用するVistaパソコンを町が借用する事にし、搬送も負担する事にしてくれた。
このパソコンのアプリケーションは普段使い慣れているOffice2007が入っているが、子供達には馴染みの薄いものである。
作品を記録する媒体としてUSBを探したが、帯に短し襷に長しで4日の短期間で4Gは大きすぎ、例え町が負担するとはいえ1,000円からのものを呉れてやるのも有効に使われるのなら問題ないが、一過性で終われば無駄になり勿体ない話になる。
そこで、三郷公民館のIT講座で使用するUSBを借りる事にした。

こうして8月7日、伊勢崎市で初めての「爺婆による孫の為の新栄町パソコン教室」が開講する事になった。
ドタバタ顛末は後日報告。


2 件のコメント:

  1. 永年の夢が叶って良かったですね。子供たちは日本の宝物です。近藤先生のお力で、子供たちの明日を作っていってください。補佐の大島さんもよろしくお願い致します。

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  2. 暑い中Mネットの皆さん、サポートの皆さん本当にご苦労様です。子供達にとっても学校の授業と違った有意義な物になると思います。この様な講座があちこちで開かれるように成れば、いいな。何て感じました。

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