2012年5月24日木曜日

金環日蝕とスカイツリー開業イベント

「金環日蝕」の文字変換がなかなか出来ない。
一文字づつ変換してようやく表示出来た。
手帳の5月21日の欄に「本日、金環日蝕」と記入しようとしたら、「蝕」が思い出せない。
仕方なく辞書を取り出して引いて見た。
「しょく」は「蝕」でも「食」でも良い事が分かった。「食」なら書けたのに「蝕」を書こうとして悩んでしまったのだ。

翌22日は、634mの電波塔として世界一の高さを誇る「スカイツリー」の開業イベントが華々しく且つ喧騒的に開催された。
生憎の荒れ模様で、夕刻時は上りのエレベーターを停止する有様であった。
それでも当日の人出は20万人との事、一番乗りを目指す人が多いのには驚かされる。
パソ爺などは行って見たいとも思わないのに、世に中には好奇心旺盛の人が如何に多い事か。
テレビ、ラジオ、新聞がそれ一色となってしまう事も恐ろしい。

パソ爺は、外食をする時などに食堂で並ばされるのさえ嫌だから、「並んでまで食って見たい物か?」などと嘯きながら、余り人気の無いお店を探す。
従って味は二の次となってしまう。
しかし、飛行機の搭乗時などは仕方なく並んでいる。
だから、並ぶ、並ばないの判断は、時と場合で使い分ける。
当たり前と言えば当たり前の事で、ここで書き連ねる主意では無い。

言いたい事は、金環日蝕やスカイツリー開業などのイベントが経済試算とか何とかで推し量る風潮に嫌気が指すのである。
便乗商法が嫌である。
高く盛り上げたスカイツリー天丼など食いたいとも思わない。

NHKの大河ドラマで町興しを図るのと似ている。
街並みを整備したり、ドラマに因んだお土産を作り出したりと大騒ぎをするが、1年も過ぎると潮が引くように閑散となってしまう。

原発事故、夏の電力不足と料金引き上げ、消費税率の引き上げ、交通事故の多発などなど暗いニュースが多い中だから、殊更こうしたイベントを盛り上げ気分転換させようとしてくれる算段なのか。

それこそ大きなお世話と言いたい。
パソ爺はコップ2杯のアルコールと、落語を聴いて寝られれば毎日が楽しく終了できる単細胞人間である。

2 件のコメント:

  1. 先生のブログ、何時も楽しみにしております。今回のブログは共感を覚える所が多々あり、感慨深く読ませていただきました。

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  2. 何時も考えさせられる先生のブログですね、スカイツリーは少し時が過ぎてから1度は行って観たいな何て思っています。

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