2012年3月9日金曜日

第9回シニアパソコンフォーラム終了す

今回で9回目となるフォーラムが、3月8日無事終了する事が出来た。
参加人員は、244人で例年に比較して少ない。
募集の宣伝も控え目で、知っている人を中心に興味が有る人が来て居ただければ、との方針で有ったためかもしれない。
これは負け惜しみの弁とも受け取れ兼ねない。
企画がマンネリ化して居るのでは、との思いもある。
テーマは年代や学習内容に合わせた「健康」とした。

パソコンを快適に使って行くための、メンテナンスやバックアップの必要性と、手順を根岸先生からお話して頂き、ご自身が実際に体験した事を中心に纏めてくれた教材を配布してのものである。
プロジェクターで上映しての解説で有る。
Mネットの学習で手薄となっている分野であるから、我々も大いに参考となった。

アトラクションとしては、県内で病院やホテルでの公演活動をされている、立川談志のお弟子さんで、渋川市在住の「立川朝志」さんに健康を中心とした漫談と落語「愛宕山」の2席で会場を沸かしてくれた。
爆笑の渦と表現しても良い程の受けで有った。

そもそもフォーラムを開く切っ掛けは、個々の講座では知る事が出来ない総合的な情報を知って貰う事であった。

初回の基調講演として、今回もお願いした根岸泰子さんの「高齢者がパソコンと付合う時」、パソコンを習っている人からの体験談を発表して貰い、現在受講中の人の参考にするというものであった。
何のためにパソコンを学習するのか、目的意識を持って貰う為の企画で有った。
従って、発表内容も
1 日常性があること
2 地域性があること
3 楽しめること
4 継続性があること
5 学習性があること
以上の条件を1つでも満たせば良いというものであったが、かなり高い基準を設定しての選考で有ったがため、4回目で行き詰まってしまった。
仕方なく5回目からは、基調講演は根岸さんから時宜折々の情報を紹介して貰いながら、発表者の代わりとしてプロに出演して貰う事になり、東京で活躍して居た「コンピューターおばーちゃん事、大川加代子さん」、6回目は「NHKの趣味悠々で馴染みの佐々木博さん」、7回目からはお笑いを取り入れて、コンピュータの話題を落語にして三遊亭ぬう生さん、8回目は高齢者の詐欺防止を話題にした夢見亭わっぱさん、そして今回となった次第である。

こうした変遷を知る者として、フォーラムの潮時を感じざるを得ない。
方向性が定まっていない事、変わらざるを得ない事情が有るにしても、行き当たりばったりのテーマと、出演者選考が今回の低入場者となっているのでは、と反省している。
メンバーも年齢が嵩み動きが鈍くなる事、創造思考力の低下から、今後の事に付いて総括しなければならない。

0 件のコメント:

コメントを投稿