2015年4月28日火曜日

システムの復元は軽々にする無かれ

曲輪町に住む義兄からメールを送りたいのだが、メールソフトが見当たらないと言う。
ToshibaのWindows 7パソコンを仲介したのが昨年の6月頃であったか。
その時にWindows Live メールの設定をしないままにしていた。

起動して見て驚いてしまった。
見慣れない不審アイコンがディスクトップ画面に3 つも4つも散らばっている。
セキュリティソフトなどは2つも入っているが何れも期限切れの状態。
画面右下のアクションセンタ-には赤丸が付いており、「パソコンが危険な状態にさらされている」とのコメントとが表示される。
まさに最悪の状態で使用していたようである。
期限切れのセキュリティソフト2本をアンインストールし、WindowsのSecurity Essentialsをインストールして取りあえず防御を固める。

まず、メールで送りたいファイル(原稿)を確認するが、ドキュメントホルダーには無くWordの「ファイル」を開き、「最近使用したファイル」欄から選択して表示させていた。
そこから保存先を調べてみると、ディスクトップのドキュメントホルダーに有る事が分かる。
一般的には、ライブラリーのツリーとしてドキュメント、ピクチャー、ミュージックとあり、「名前を付けて保存」をすれば自動的に保存される仕組みとなっている。
ところがこのパソコンは、ディスクトップにもドキュメントホルダーが作られており、そこに保存されていたのだ。

Windows EssentialsからWindows Live メールをダウンロードし、プロバイダーからのアドレスを設定する。
自分のアドレスで送信し、正常に送信されて来ればOKである。初歩的なメールの確認方法である。
OKなので原稿を添付し、相手に送信してから不審アイコンの消去を試みる。
「すべてのプログラム」から、該当するアイコンの「アンインストール」ソフトを探すが見当たらない。

コントロールパネルを開き、「プログラムと機能」から該当するアイコン名を探す。
「hao123」をアンインストールし、その他にも不審アイコンを削除しようとするが削除できないのが有る。
次の手段として、「システムの復元」を試みる事にする。
スタートから「アクセサリー」、「システムツール」を開き「システムの復元」を表示させる。
どこまで復元するか、此処が思案どころである。
ここ1週間や1か月の復元では解決しないと思い、他の復元する日時を検索し3月10日まで遡る事にした。

数十分掛かり復元が成功した事が表示され、ディスクトップ画面から不審アイコンが一掃された。
原稿も送った事だし、不審アイコンが消え、セキュリティソフトも入れ替えたので正常に戻ったものと安心し、満足感を胸に帰宅して寛いでいると義兄から電話。
原稿ファイルが見当たらなくなってしまった、と言うのである。
Wordの「最近使用したファイル」欄から探しても、該当するものが出て来なくなってしまったと言う。
「システムの復元」は、作成したファイルや、インストールしたソフトには影響が出ないと聞いていたし、経験もしていたので原因が分からないまま翌日出かける。

何処にも痕跡が見当たらない。
そこで考えた事は、復元を元に戻す事である。
「システムの復元」を実行した昨日に戻る復元をする事にした。
原稿の在処が分かる。
スタート、エクスプロラーを開きプログラム一覧のメーカーホルダーに入っている。
どうしてこんなとこに格納されているのかと思ったが、取りあえずドキュメントに戻す。
しかし、この復元のために不審アイコンが全て復活してしまいSecurity Essentialsは消えてしまった。
無防備状態になってしまったのである。

今度は正常になった昨日の復元後に戻す事にする。
しかしSecurity Essentialsは復活しないので再度ダウンロードする。
インターネットがおかしくなる。
Internet Explorerを起動するが、hao 123が開く様になってしまった。
Google Chromeも同じ現象が出てしまうようになる。
このhao 123は中国製のインターネット検索ブラウザで、パソコン内の情報流失ソフトも組み込まれている類の物らしい。

その他、Additional Software OptionsやSpark Browser、Baidu Spark Browser、Baidu IME
が同じ種類の中国産ブラウザが何時の間にか居座っている。
これらも再々の「システムの復元」で消去出来たが、レジストリーに書き込まれているらしくそこを削除しない限り根絶が出来ないとの事である。
セキュリティーソフトは常に最新状態にして置かないと、こうなる見本のような3日間あった。




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