2014年2月6日木曜日

バージョンアップは高齢者の敵

タブレット端末を使用して1年を経過し、ようやく練れてパソコン使用時間より長く使うようになった矢先、スリープ後の再開に手間取るようになった。
これまでは起動ボタンを軽く押してやると、画面が表示されアイコンを左右又は下にタッチしてやると簡単に再開して使用する事が出来た。
それがある日、パスワードの入力がその都度求められるようになってしまった。
15文字のパスワードをキータッチで入力するから間違う事が多く、再開に手間取っている。

同じ様な事がGoogleのデスクトップ画面に起きている。
今まであったツールバーが消えてしまったのだ。
「ファイル」「編集」等のタブが消えてしまい、Google Chromeの設定だけである。
また、アプリアイコンが表示されていた黒バーが消えてしまい、右の方の9個の点の塊をクリックして開かせるようになった。

便利に使い慣れたツールやアプリの検索バーなどはそのままにしてほしいものと、つくづく思う。
高齢者にとって、見慣れた場所から動かされたり、非表示にされたりするとその環境に慣れるまで大変なストレスを感じるのである。
ソフトメーカーは機能を高め、スピードを上げるためと称しているが、我々は寸秒を争って使用している訳ではない。
ゆっくりと、マイペースで操作をしている者もいる事を念頭に改善してもらいたものだ。
iGoogleでも重宝に利用している大方のユーザーにお構いなく、廃止してしまう経営方針に合点が行かなかった。

Windows XPでもそうである。
これだけ普及し利用されて来たOSが4月9日を以てサポートを打ち切ると宣言し、買い替えをしなければ無防備状態になるのでインターネットが使えないと、脅している様にしか映らない。
この出費は個人、企業合わせてどれほどの額になるであろうか。
企業は減価償却が出来るが、個人は生活費を犠牲にしなければならない。
年金生活者の場合、おいそれとは7や8に変えられない。

なんか八つ当たり的意見になってるが、7や8のパソコンを使い慣れない高齢者の姿を見て、何か釈然としない気持ちになったのも事実である。
この先何年使うのか、終点近くに来ている人達が今後どれだけ使いこなせるのか、勿体ない話しでもあるし心労を煩わせてしまう事が心配である。

いっそ、WindowsやOfficeを使わずにパソコンを利用する手立てを考え、高齢者がパソコン業界に振り回されないような自己防衛を講じる事を考えなければならないのではと思うが、如何だろう。
高い出費をして右往左往し、4・5年もするとバージョンアップ、10年もするとサポートはしませんから買い換えてくれではビルゲーツさんに金儲けされているだけである。

安価なパソコンや何時までも使えるOSとアプリケーションが開発される日の来るの切に念願し、心待ちしている今日この頃である。




2 件のコメント:

  1. パソコン業界も、予想される世界的な高齢化時代に対応した対策を早く立てないと、凋落していくかもしれないですね。

    返信削除
  2. 今回のXPに対抗してリナックスOSを利用して見ようと思っています。
    Mネットのメンバーに詳しい人がいて、その人が入れ替えをしたようなので教えてもらいます。
    乞うご期待。

    返信削除