2011年10月1日土曜日

シニアカレッジ第2回目

今回の出席者は若干少なかった。
あの不規則発言していた、脳梗塞から回復したという爺さんが見当たらない。

パソ爺は自転車での出席である。
健康体操をするのに自動車を利用していたのでは何の為の体操か、などと粋がって乗り出したら坂道には閉口した。
ママチャリだから、踏んでも踏んでもスピードが出ない。
会場に着いたら息切れがしてしまい、血圧は150の90、脈拍が90。
荒川体操を10回ほどこなしたエネルギー消費である。

さてと、今日の講座は「高次脳機能障害」と題して、若い女性の介護療養士の話である。
内容的には、高齢者運転適正検査と同じものである。
兎角年をとってくると、注意力、判断力が散漫になって来る。
物忘れも酷くなり、言おうとした事を忘れて仕舞って、その場凌ぎで別な事を言ったりする。
そうした事を検査するものである。今回初めて採り入れたカリキュラムとの事。
人間の注意力として、
配分性
これは複数の事に気を配ることが出来るか、否かを判断する。
この判断が衰退すると、料理しながらテレビを見ている内に料理の事を忘れ、焦がしたり、火事を引き起こしたりする危険がある。

転導性
必要に応じて注意を切り替えることが出来るかどうか。
例えば、乗り物に乗って本などを読み始め、目的駅に着いたら降りられるか、乗り過ごしてしまうか、こうした注意力である。

選択性
情報の見極めが出来る。
おれおれ詐欺や催眠商法の被害に遭うのは、こうした注意力が減退してしまった人が多いとの事。

持続性
一定の活動の間、注意力、集中力を維持出来るか。
パソコン講座などの中にも持続不能者が結構いる。
聞いていられなくなり、別な事に手を出したり、私語を発する人である。
講座も、話が中心になる事があるが、なるべく話題をバライティにしたり、ジョークを交えたりしながらするが、話の専門家ではないから満足させる事など所詮無理で、此方が草臥れてしまう。

実技である。
1から25までの数字がA4の用紙にランダムに配置されているものを線で繋ぐものである。
標準は3分20秒で60歳台の能力との事、パソ爺は1分とかからずに完成したが、隣の女性はご丁寧にバインダーのヘリで直線を引いているから半分も出来ていない。
フリーハンドで良いわけだから、目的の数字を探しながら次の数字の場所も同時に探せば早く出来る。
いい加減な性格が分ってしまうかな。

次は、「かなひろいテスト」である。
不規則に作られたかなの4字文字群の中から「あ・い・う・え・お」を拾い上げて、〇を付け、速く、見落とさないようにするものである。
制限時間は2分間。
文字群は102群有り、1群に1から2文字配置されているが、無いものも有る。
これが時間を取ってしまう。
有る事を前提に拾い出しをしているから、無いと2度3度と見直しをする。
40から50近く散らばっているらしいが、パソ爺は37でタイムアップ。
30で60歳台、20から25で70から80歳台の標準であるとの事。
では小生の脳は50歳台後半か。

こんな事をした後、荒川ころばん体操で終了した。
結構疲れる講座である。
やれやれ、歳は取りたくないものである。
こんな事をするなど、想像もしていなかった。
馬鹿をしていたころが懐かしい。



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