2015年3月29日日曜日

パソボラMネットの生い立ち

発起人会を伊勢崎南公民館に置いて開催

 平成14627日、県長寿社会づくり財団主催「パソコン・インターネット指導者養成講座」修了者(平成12220日受講)6人が集い、現在、全国的に行われている「IT講座」の問題点について話し合う。
 その結果、高齢者に合わせた「IT講座」が必要であるとの認識で一致する。

平成14年7月19日から翌年8月まで毎週金曜日午後6時から930分 参加者20人で自主結成した「いせさきパソコン初心者クラブ」をサポートする。

「いせさきパソコンボランティア・Mellowネット」設立

 平成15114日伊勢崎中央公民館に於いて7人で立ち上げる。
 「情報化社会において、パソコンを習いたいという思いを抱く高齢者に対して、同年代のものが同じ目線からお互いに勉強し合う事により、文明の利器で文字が打て、はがきが作れるようになり、メールの交換が手懸けられるまで、ゆっくりと、分かりやすく、楽しく出来る講座を作り、高齢者がデジタル社会の弱者にならない手助けをする。」をモットーにボランティアとしてスタートする。

伊勢崎市シルバーセンター事業「シニアパソコン教室」を運営

 シルバー人材センターからの依頼と言う形を取り、「シニアパソコン教室」を運営、10人が参加する。平成15年3月10日から4日間、午後130分から5時まで。
 手作りテキストにより、パソコンを知ろう・文字を入力しよう・通知文を作ろう・はがきの作成と宛名の作成について学習する。
 パソコンはセンターの名義で県社会福祉協議会から借用し、会場は伊勢崎市社会福祉会館の会議室を借りる事が出来、人集めもセンターが市老人会に声を掛け、定員を満たす事が出来た。
 こうして何もかも他力本願のスタートで始まったのであるが、何しろ財政的な裏ずけなし、場所なし、設備なしの三無状態でスタートした。
 当時は会費として2000円ずつ出し合い、運営費としていたがたちまち底をつき、印刷などは自前で行っていた。

三郷高齢者学級パソコン教室を運営
 
市のIT講座を修了した老人会の有志が、引き続き学習をしたいと結成したグループの代表者から、指導者としての話しが持ち掛けられ、引き受ける事になる。
この頃になると、Mネットも11人体制となり、組織的に活動出来るようになる
 平成154月から8月まで週1回、10人編成のグループを指導する事になる。
 その後このグループは、パソコン持込み講座となり構成メンバーも増えてA班とB班に分かれ、顔ぶれもだいぶ変わっては来たものの、長い人は今日まで12年間継続している。

伊勢崎市高齢者介護予防事業の受託

 こうした活動が実を結び、市高齢福祉課から国の介護予防事業予算が付いたと言う事で、具体的な事業としてパソコン講座を開講してもらいたいとの話が舞い込んだ。
委託料として 30万円交付され、この交付金の一部で生涯学習館第5教室のカーテンを新調する。市政たよりで募集した結果、84人の高齢者が応募した。
 この事業で参加した方々が現在まで学習を継続し、「アテネットクラブ」として学習を続け、ステップアップの方達の一部がメンバーとして加わる事になる。
Mネット活動の基礎になったと言える。

「高齢者による高齢者のための」パソコン手習い塾スタート

平成15年12月1日から平成16年3月29日の毎週原則月曜日16日間各20人
 パソコンを知ろう・文字を入力しよう・カードを作ろう・罫線を利用した案内状の作り方・はがきの作成と宛名の作成・電子メールとインターネットについて学習する。

以降、応募者80人余全員が受講出来るようにと、第2部、第3部及び第4部と順次開講し、平成16年7月28日まで継続する。
Mネットの構成メンバーも11人となり、関係機関からの助成金の交付が受けられ財政的にも余裕が出て、自前のプロジェクターを持つ様にまでなった。

「パソコン学習クラブ」への発展

延べ80人の手習い塾講座が終了し、次の展開を求める要望に応えるため次のような講座をスタートさせた。
平成16年11月15日、「パソコン学習クラブアテネット月曜コース」
同         17日、「パソコン学習クラブステップアップコース」
同         19日、「パソコン学習クラブアテネット金曜コース」


こうして暗中模索しながら、関係機関の財政的支援や熱心なる高齢者の参加でMネットのパソコン活動が継続出来たと思っている。

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