2012年10月17日水曜日

パソコン2011は大騒ぎ

前にも書いたが、兎に角騒がしい教室である。
しかし面白い事が次から次と起きるから、楽しい教室でもある。
受講者は18人で、女性15人、男性3人で、今年で3年目となる。

Vistaパソコンも朝から夜まで使い回しであるから、疲れが来ている.
だから具合が悪い事夥しい。
「Wordを起動させてください。」
「あれ!タスクバーが上になってる.」なんて事はざらである。
パソコンによってはなかなか開かない。
「どうしたん?、嫌がっているんじゃない。」

「カーソルが動かない。」
行って見ると前に使用した人が、マウスをUSBから外したままにしてある。
大方足並みが揃った頃に、遅刻した人が教室に入って来る。
「すみません~。」
それからその人が開くまで、しばし待たなければならない。

講座が開始されてもワイワイガヤガヤ。
「始めますよ!」と、一声大声を張り上げる。
ここはこのタブからこのグループにあるアイコンをクリックして。
次はその状態でこの操作をしてください。
そして次は・・・・と、進んで来ると、うん?、何処?、あれ何をするんだっけ?。
18人の進み具合にばらつきが出て来る。

「あれ!、画面が消えちゃったー。」
素っ頓狂な声が上がる。
「何かしたんじゃないの。」
「何にもしないのに、消えたんですよ。」
「そんな事はないと思うよ、何処か弄ったからこうなったんだと思うけど。」
「弄っていないよね.」と、隣の人の同意を求めるが、隣の人も見てたわけじゃないから、うん?、曖昧な返事をする。

元に戻し、初めからやり直す。
そこで時間が経過するが止むを得ない。
「パソコンが悪いんだね。」
「使っている人が悪いんだよ。」
「だって、何にもしないのに消えたんですよ、本当なんだから。」

「先生、皆と出来具合が違うようなんですが、ちょっと見てください。」
行って見ると操作の手順を一つ飛ばしている。
「この時に、ここをこうして置かなければ。」
「ホント、同じになってよかったー。」

「わたしもよ、パソコンが変。」
また別な方向から声が上がる。
3人のサポータは狭い教室をあちこちと、足元の配線に気を配りながら動き回らなければならない。
ようやく全員が同じ状態になったところで、ここで休憩する。

「皆さん作り上げた画面を右上の「閉じる」ボタンをクリックしましょう。」
「そんな事すれば消えちゃうじゃない!」
「そう消してください。休憩したら最初からご自分一人で同じ事をしてもらいます。」
「え~~、出来ない。」
「忘れちゃったー。」
怨嗟の声が上がるがお構いなし。
分からない事はサポートしますから。
でも~、未練たらたらで「閉じる」をクリック。

こんな時の休憩は何時もより長くなり、机に付くのが遅い。嫌々付く人もいる。
「サー、休憩前の操作をしてください。」
こうして難行苦行が始まるのである。
意地が悪いと言えば悪いが、手取り足取りされて操作してのパソコンでは覚えきれない所がある。
分からなくても、自分から操作をして次のスッテプで躓いたら手を挙げる、こうして身に付くものと思うが如何かな。

終了時間になる。
「来週もこれに懲りず来てください。」
「はーい。」
いい返事で帰って行く。
これまでの事をすっかり忘れ、こうして2時間30分の講座が終了する。


2 件のコメント:

  1. 楽しく拝見しました。先生方の苦労が伝わってきます。
    私達も同じだなと、思わず苦笑しました。
    楽しく少しずつ進歩出来れば良いなと
    思ってがんばります。

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  2. まさに中高年のパソコン教室ですね。忙しさの中にも、近藤先生の楽しそうな顔が浮かんできます。近藤先生に教えていただいた時を、懐かしく思い出しました。先生方に、苦労を掛けないよう、努力していきたいと思いました。

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