2013年4月25日木曜日

見守りパトロール、子供達との会話

孫が小学生になると同時期に、老人会に入会し「見守りパトロール隊」の一員となった。
月2回、隔週の水曜日午後3時ごろから4時ごろに北部環状と大胡県道の交差点に立ち、下校する子供達を出迎え、不審者から見守るのが主な任務である。
しかし、よくよく考えると誠に心もとない見守り隊員である。
走れない、力が無いの体力ゼロの隊員では、いざと言う場面に役立たない事は自明の理であるが、グリーンのベストを着用して立っているだけでも抑止力として効果が有るらしい。

下校して来る子供達との会話が楽しい。
「今日の給食は何だったい?。」と聞くと、「うん~、あのね人参とね、うん~とね・・・」と考えているが思い出せない。
「パンが出なかったかい?。」「出たよ。」
「シチュ―は?。」「出たよ、オジサン何で知っているの?。」と、怪訝そうに聞いてくる仕草が可愛い。
後から来た子に、「今日の給食にシチューが出たろう?。」と、話し掛けると「あれ?何で知っているんだい?。」と、目をまん丸くしている。

昨日、雨模様だったのだが出動した。
小学低学年の子が、「オジサン、北海道は何処にあるんだい?。」と、藪から棒に質問して来た。
「日本がこうあって、北の方にあるんだよ。」と、路上に細長い日本地図を傘の先で示していたら、「九州が近いの?。」授業で聞いた話が混乱しているのだろうか。
「家のおじいちゃんはね、札幌の小樽なんだって。」
同居しているのだろうか、祖父の出身地の話が出て来る。
「札幌と小樽は別々な街だよ。オジサンも小樽生まれだよ。」
「げー、同じじゃん、」と、たまげた様子が何とも面白い。

最近の子は良く挨拶をする。
「お帰り。」と言うと、「こんにちは。」とか「ただいまー。」と、受け答えが返ってくる。
中には恍けた子もいて「行って来ます。」と、朝用の挨拶をする。
何年か前の話で高学年の女児生徒だったと思うが、態々立ち止まり「何時も何時もパトロールご苦労様です。」と挨拶された時は面食らった。
そう言えば齋藤さんのお孫さんが学校作文で入賞した事が先日紹介されたが、パトロール隊に関する内容であった。

当番で立って観察していると、いろいろなタイプの子がいる。
顔立ちが整ているが、なんとなくひ弱な感じがする女の子に「お帰り。」と声を掛けても、ちらっと見るだけで黙って通り過ぎて行く子もいれば、「ただいま、ただ今。」と、何遍も答えて来る陽気な子もいる。
学期末などは作品を両手にぶら下げ、ようようの態で帰って行く子や、雨が降っているのに傘も差さずに平気で歩いて行く子もいる。
朝方の陽気と違ったのか、ジャンパーをランドセルの下に括り付け引き摺りそうにして帰る子もいる。
真冬でも半ズボンで行き来する子、あっちに止まり、こっちで立ち止まる亀さん帰宅する子もいる。
低学年の子は忠実に横断歩道橋を渡るが、高学年の特に6年生ともなると横断歩道を渡る子が多い。

パトロールは、寒い冬も辛いが夏は日影が無いから辛い。春と秋が遣り易い。
最近は、自分の体調に合わせて我まま出動をさせてもらっている。
3月下旬に慰労会が有ったが、最近はお酒が出るので楽しい。
そんな楽しみを期待して、また一年頑張りたいと、淡い誓いをするパソ爺である。




3 件のコメント:

  1. 各方面で社会の為にご活躍されている近藤先生には頭が下がります。見守りパトロール隊のお仕事、毎回お疲れ様です。私も子供が好きなので、孫に限らず、小さい子供と話している時は楽しいものです。子供は純真でいいですよね。子どもたちといろいろ話ができる近藤先生が羨ましです。私も伊勢崎市の防犯地域パトロール協力員になっていますが、あまり積極的には活動していませんでした。近藤先生のブログを読んで、私も頑張って、少しでも地域の為に尽力しようと思いました。ただ、お酒が飲める慰労会はございません。残念です!

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  2. ヒロシさん
    太田町は2班に分かれいるのですが、本郷組パトロールの慰労会には今年からアルコールが出て、カラオケもします。
    ただ、カラオケの機械は操作が難しく、上手く行かないのがご愛嬌です。

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    1. 本郷組パトロールに入られて良かったですね。皆さんに何時もの素晴らしい歌声を聴かせてあげてください。

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