2014年5月29日木曜日

動画を無線ランでTVに映す

Google社が発売をした「Chromecast(クロームキャスト)」が5月28日に日本でも発売された。
クロームキャストとは、Googleが発表した、コンピュータやモバイルデバイスをテレビに接続して、テレビで映像を視聴可能にする機器の名称である。

スマートホンは勿論、タブレット端末、パソコンで動画を受信してテレビに同期させるものである。
税抜き4,200円でコジマデンキやヤマダ電機で取り扱っている。
既にこの新製品を並行輸入で取り寄せ、使っている人の体験ブログを読んでの感想は、動画のダウンロードソフトをパソコンにインストールし、DVDに書き出してテレビで見るのは時代遅れになった、の印象を強く感じた。

先日の講座では、Google系の無料ソフトをダウンロードしてもらい、Googleの拡張設定に登録することでYou Tubeにダウンロードアイコンを表示させ、動画のダウンロードを容易にするものであったが、難航した。
無料ソフトをダウンロードしてインストールに慣れていない事が一つ、そのソフトを使い鑑賞したい動画をダウンロードする経験が無い事が二つ、DVDメーカーで書き込む事が初めてという人が多いと言う事が原因であった。

早速、コジマに行き機器を購入、専用ソフトのダウンロード、環境的には無線ラン、スマートホーン又はタブレット、HDMI端子が有るテレビが無いと使えない。
Chromecastをコンセントに接続し、HDMI端子をテレビに接続させる。
テレビの環境をリモコンで入力切替し、HDMI視聴に設定する。
タブレットに「chroumecast.com/setup」をダウンロードして設定を始めるが、これだけの説明書だけで、後はダウンロードしたソフトのガイダンスに従って必要事項を入力して行く。

テレビ画面を睨みながらタブレットに入力するのだが、間が悪いことに雷が鳴りだし、雹混じりの雨が降ってきたためかインターネット回線の具合が悪くなり、なかなか接続せず往生してしまった。
無線ルータを回復させ、パスワードをタブレットのではなく、無線ランのものであったと気付き入れ直し、HDMIの形状が合わずに信号が拾えないでいるのが分かり中間部品をかませるなどをしてようやくテレビ画面に「接続が終了しました」のコメントが出て一安心。

タブレットにYou Tubeから動画を再生したが、テレビに映らない。
映らない原因に気付くのが大変で、何しろテレビ側には何のアクション機能が無いからタブレット側だけでの操作である。
ようやく再生動画の上に接続終了時のアイコンが表示されているのに気づきタップする。
それまで何の動作もしなかったテレビに、タブレットと同じ画面が表示された。
動画サイトは、You Tubeだけでなくいろいろあって、商業映画も200円出せばダウンロードできる。
接続記念に「清州会議」を2時間近く鑑賞してみた。ADSLでの無線ランにしてはスムーズに映る。

この再生動画をDVDレコーダーで保存すれば好きな時に見られるのではないかと、良からぬ事に気付くがDVDレコーダを持っていないので出来ない。
しかし、世の中ますます進化するスピードが速くなって、今日の知識は明日には陳腐化する時代である。
それにしても、Nexus 7で感じたが、取説が簡単過ぎて時間が掛かる。
これに対して日本のものはあれやこれやの説明が書いてあり、目を通すのも苦痛になる。
痛し痒しの取説であるが、要点を押さえたもので良いのだからメーカーの工夫をお願いしたい。

2014年5月23日金曜日

Windows 8.1は?

Win7パソコンに8.1を入れて使ってみる。1台分が13,000円である。
直感的に使い辛い。とてもこんな物を高い金を出して買い替える気にはならない、と思わされた。
XpからVistaになっ時、こんな模様替えをして使う人が居るだろうかと思ったが、Win 8はそれ以上だ。
タブレット端末に似たトップ画面だが、そこから使うまでに3枚の画面を開かなければならない。
ようやくアプリがタイル状に配置された画面が表示される。

Xpなどは1枚目がスタート画面で、アプリのショートカットアイコンをクリックすればすぐ使えた。
ショートカットに出ていないアプリは、スタートをクリックすれば主に使うアプリが表示されていた。
それでも見当たらい時は、「すべて見る」から画面一杯に展開された。
Win 8は、起動電源を入れると初期画面がバンと表示され、それを【Enter】キー又は画面をクリックして切り替え、パスワードを入力して初期画面となる。
そこにあるアイコンは【ゴミ箱】と時刻、日付、無線ランアイコンのみ。
この辺はVistaもWin 7も同じで有ったが、タスクバーや通知領域にいろいろなアイコンが出ていた。

Win 8は其処からである。
左隅に窓アイコンがうっすらと表示されている。
それがスタートアイコンとなっているのでクリック。
そしてスタートと表示された画面になり、タイル状にアプリが表示されている。
個人の好き嫌いとして、これが印象的に良くない。
大中小のタイルが所狭しと並べてあり、アイコンとその名前が表示されている。
そこに並べきれないアイコンは、画面の下に矢印が有るのでそれをクリックする。
全てのアプリが整然と並んでいる。右にスライドさせて行く。この辺りはタッチ方式に適している。

しかし、なぜこうまで変え無ければならないのか、理解に苦しむ点である。
むしろ全てを音声で開く様に改良すれば、これからの時代にあったパソコンになると思う。
電源を入れたら、「パソコンを開始」と声をかければスタート画面になるとか、パスワードが必要なら読み上げさせるとかすれば簡単になる。
「セキュリテイ」と呼びかければ、現在のサポート状況や更新状況を表示され、次の操作のヒントを指示するとかすれば、セキュリテイが不完全なパソコンが少なくなると思う。

タイルの大きさは変えられるし、入れ替えやグループ化が出来るので、自由度は保証している。
「言語バー」が通知領域に固定され、これまで【一般】【人名/地名】とかの変換モードが消えた。
【あ】と【A】の切り替えで済んでしまう。
ここを右クリックすれば「IMEツール」の全てが収められている。
これまでも「言語バー」がうろちょろして邪魔な時があったが、今回はすっきりしている。
先程のアプリ一覧も、これまであちこちに収められていた機能を全て表に出した形である。
だから、ここを見れば必要な機能は全て揃えてある、と言いたいのであろう。
しかし、ビギナーには機能が有っても知らないし、名前も分からない。
使いようがない。だから使いたい機能を呼び掛ければそのメニューが出て、使い方を教えるように工夫をすればいい。
「画面を大きくしたい」とか、「字を大きくしたい」と言えば、そのメニューを出るようにする方が優しいパソコンである。

タッチ画面でないので印象は分からないが、ノートであれば画面が近いから指でなぞれるが、デスクトップパソコンではどうであろうか。
タッチ画面が適しているのは、スマホやタブレットではなかろうか。
これは指一本で動かせる方が操作し易い。
画面にキーボードを表示させても入力しづらい。
これは、タブレットで経験しているが、指がはみ出たりタッチセンサーが敏感で誤操作になる事が多いのではと、想像する。

パソコンは、高齢者やビギナーの意見を取り入れて改良しないと、パソコンに未来は無い気がする。
使いやすく、分かりやすく、さらに安く作ってこそ、これからの時代に合ったパソコンになる。
キーボードと睨めっこしたり、必要とする機能が何処に有るのか彼方此方クリックして滅茶苦茶にしてしまう事が無いよう、「表を作る」との呼び掛けでメニューが表示され、「ここに番号入力」と言えば枠に番号が入力され、「この列に1から入力」と言ったら通し番号を振るようにすれば一層使われ出すのではと、これからの開発者の英知とアイディアに期待したい。

この後いろいろ弄り回してみる。
音声入力がある。
コントロールパネルの「音声認識」で設定をする。
知らなかっただけである。
スタートの電源は手動で入れ、パスワードもキーボードから入力する。
次の画面で「スタート」と発声する。
タイルが並んだスタート画面に切り替わる。
「ワード」と発声。
Wordの初期画面になった。
「挿入」と発声するとタブが動き、「画像」と発声すればピクチャーホルダーが開き画像を選択して「挿入」と言えば画像が貼り付いた。
気付きませんでした。
解説書にも記述されていないため、コマンドが適切でないとこも有るので上手く行かなかったが、「シャットダウン」と言えばOSが終了した。
やれたんです。失礼しました。


2014年5月15日木曜日

Word2007の「縦中横」が分からない

年号などを縦表示する場合、「縦中横」の機能を使うことは知っていた。
XpまでのWord 2003までは。
平成26年を縦書にした場合、26を横並びに表示するものである。(右図参照)
具体的に表現すれば、26の上に平成が縦に並び、26の下に年がくる並びにすることだ。
Word 2003までは書式メニューの中の「拡張書式」にあったのだ。

では、Word 2007以降は何処で操作するのか。
皆目見当がつかない。
横並びの文章を縦書き表示に変更した時に、年号などが縦に表示されてしまうので、漢数字にするのが一般的な日本語なのだが、最近の広報誌などは縦中横表示が多い。
そのためどうしても知って置かなければならない機能だが、何処にも見当たらない。
第1、Windows Vistaになってから表示方法が根本から変わってしまい、Office 2007もメニューバーが無くなり機能を纏めたタブをクリックするとリボンという機能一覧がグル−プ毎に並べられている。

その後もWord 2010になり微妙に変わっている。
機能に新旧対照表があるが、インターネットからダウンロードしてなければならない。

そこに登場するのがインターネット検索である。
【ホーム】タブの【段落グループ】のなかに【Aと言う文字に++の冠が付いている】アイコンが【拡張書式】である。
此れは文字拡大のアイコンであると、前から思い込んでいた。
その▼をクリックすると、ある。

ようよう縦中横の年号を表示する事が出来た。
Microsoftさんお願い、もっと分かり易く変えて、ビギナーは困っています。

2014年5月12日月曜日

HP-CompaqPCのタッチパッドの無効化

Vistaパソコンが起動しなくなったのでWindows 7 professionalとOffice 2010がインストールされたパソコンを中古であるが程度が良く、何よりも安いので購入した。
生産中止となったパソコンは、中古業者の手に渡りソフトを最新のものにして売りに出している。
しかし、問題が無い訳ではない。
OSはWindows 7でOfficeが2010しか入っていないから、PDFファイルを読むAdobe Readerのインストールなど、これまでパソコンに付属していたソフトを改めて入れないと何かと不都合が起きる。

タッチパッドの無効化も然り。
文字入力時に、手前のタッチパッドに袖が擦れると変な入力になり、マウスに限定した入力方法にしたいと、あれこれ操作するが出来ない。
本来的には、コントロールパネル>ハードウェアとサウンド>デバイスとプリンター>デバイスマネージャー>マウスとそのほかのポインテングデバイス>タッチパッドを右クリック>プロパティ>ドライバータブをクリックし、画面のポインティングデバイスを無効化に切り替え、再起動して動かなくなる。

それが出来ないのである。
取説も付属していないため、どこをどう操作するのか闇夜の烏である。
インターネットで探すが、メーカ名や型式を入れて品物を限定した解説を探すが見当たらない。
同じメーカーでも年代や形式で操作方法は異なり、特に中古パソコンは生産中止製品だからなかなかヒットしない。
ようやく一縷の希望が見えたのが、HPダウンロードセンターに用意されていたポインティングデバイスの表示をさせるソフトが有れば上記の方法で無効化出来るとあった。
しかし、該当機種は製造年代が2019年以降とあるのが気がかりであるが、溺れる者の喩でインストールする事にした。
解凍して上記方法で探しに行く。
なんと!今までなかったタブが出来ている。
それを開き無効にしたら袖入力をしなくなった。

こうした点が中古パソコンを購入した時の問題である。
ビギナーは中古PCには手を出さない方が好いと思うが、安いのでつい手が出る。
誘惑に負けて購入する時は、以上の点を踏まえて、必要な設定をして貰ってから購入すべきであると、今回の経験で勉強になった。
しかし、このパソコンを紹介してくれたお店は親切で、壊れたVistaを無料で引き取ってくれた上に、メモリーの増設も無料で4Gにしてくれた。N-PC屋という名前の店だったかな。

2014年5月4日日曜日

Internet Explorerの緊急更新バージョンアップ顛末記

4月28日、新聞等のメディアは「Microsoft Internet Explorer(IE)の脆弱性」について公表した。いつもの事と気にはしない。
しかし、アメリカ政府において使用禁止が通達されるに及び、IT関係者はパニックになった。
しかし依然として、ビギナーのパソコン利用者には皆目切実感がわかない。

調べると、下記のような内容の攻撃を受けるらしい。
「本脆弱性を悪用された場合、任意のコードを実行され、パソコンを制御される等の恐れがありますが多くの場合、不正なホームページに誘導することで攻撃が実現されます。
このような攻撃はゼロデイ攻撃と呼ばれ今後も発生しうるものです。」


悪意のある人間が勝手に第三者のパソコンを操作し、世界を混乱させる恐れがある、と解説されている。
俄かには信じられないが、かってBlasterに感染したパソコンに立ち会ったが、電源を勝手にOffにして使えない状態にする程度であった。
今回は、勝手に別のホームページに誘導されると言う事は、パソコン所有者の意思、管理者としての権限を離れてしまうだけに影響の範囲が全世界に拡大するらしい。

従って金融機関からは、

「お客様におかれましては、修正プログラムが提供されるまでの間、脆弱性を悪用されないよう、以下の点にご注意いただきますようお願いします。
また、万が一、口座から不正な引き出しを確認された際には、早急に当庫へご連絡ください。」


パソコンで文書作成やお絵描き遊びをしている人にはさしたる影響はないのではと、高を括っていたらNHKのニュースや新聞でも注意を呼び掛け始めた。
4月から消費税が3%増税になるよ、今のうちに高額商品を購入しなければと、駆け込みに走るに似た感覚に陥り早速対策を講じることに。
まずインターネットブラウザはGoogle Chromeに切り替える。

修正プログラムが5月2日に公表されたので、その事を仲間内や関係者に周知する。
バージョン確認をしてみる。
確認方法は、IEの「ヘルプ」から「バージョン情報」を開き、「更新バージョン」が「KB2964358」となっていれば更新済であり、なっていなければ「スタートメニュー」の[Windows update]で更新をさせる。
これもパソコンが自動更新となっていなければ出来ない。
そうこうしている内に周知した人から、現在のバージョンが「0」となっている、との問い合わせがある。
そんな事考えた事もないから、恐らく此れまで更新されていなかったのではと、無責任な回答したが釈然としないので調べる。
これまでの更新プログラムの強弱によって、そうした表示になる事が分かり急ぎ訂正メール。

「KB2964444」になっているが、更新プログラムと同じかとのメールが来る。
「KB2964358」が唯一の公表プログラムではないのか、これもよくよく調べるとIE11で64bitの場合は事前の更新バージョンによって送られてくる事が分かった。
2系統あるならあると明記してあれば分かり易いのにと思うが、Microsoft自体がユーザ本位ではないから仕方がない。
それでもWindowsを使わなければならない身の不幸を嘆くしかない。
Linuxやその他のOSがもっと普及し、Windowsの寡占状態を打破しない限りこうした騒動は繰り返されるだろうし、不測の事態を引き起こさないとも限らない。

例えば、陸海空の交通指揮系統に侵入して勝手に指示を出してダイヤ混乱させるとか、信号を支配して脱線事故を引き起こすなど。
映画で見た現金引き出しをリモートコントロールで実行し、相手を無一文にするのを想像の世界と思っていたら、現実の問題として突き付けらえている。
核攻撃の指示もクラッカーにコントロールされるようになったら、世界は混乱の極みになる。

しかし、今回の教訓として、インターネットブラウザーは2系統入れて置くに限る、と言う事が分かっただけでも学習であった。
目黒のさんまか、と言われそうであるが。