2014年6月2日月曜日

Chromecastで映画鑑賞

先日設定したChromecastを利用して「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」を鑑賞する。
しかし、TVドラマ「相棒」も同じパターンであるが、殊更陰湿な警察内部が多く描かれるのか、理解に苦しむ。
警察庁と警視庁の対立、本庁と所轄署の階級格差、署内部の優劣、上級幹部の責任回避と隠ぺい体質、無能等々。
それまでの警察ドラマと違った設定なのだろうが、反面あのようなドラマばかり描かれると警察への信頼感が損なわれ兼ねないと、杞憂する。

しかし「踊る大捜査線」は、奇想天外な映画であった。
このDVDが当時オリコンで1位になったとの事だから、恐れ入った。
この映画は、いかりや長介扮する人物が台詞の中に出て来るだけだから、亡くなった後に出来たものらしい。
織田裕二の青島刑事が幹部の画策で身分をはく奪されても捜査をしてゆくのだが、何の根拠もなく「和久さんならこうするだろう」と、幼児誘拐犯人の気持ちになって逃走経路を辿って行く。
最初は自転車、次は走りでどのくらいの距離なのか、とにかく犯人が幼児を隠した倉庫に辿りつく。
この辺がまだるく、現実離れで、観てて息苦しくなる場面が延々と続く。

対して、深津絵里のすみれ刑事が、過去に受けた銃弾の後遺症のため退職し、実家の大分に夜行バスで帰る車中で事件を知る。
そのバスをハイジャックして事件現場に突入し危機を救うのだが、退職届を出した一般人が乗客を乗せて走行中の高速バスをユータウンをさせ、何処に有るのかわからない倉庫を突き止め、犯人に銃口を突き付けられている場所の壁を突き破り、犯人を跳ね飛ばし幼児と青島刑事を救う事になるのだが、ここに至っては全く唐突で馬鹿げた設定で、青島とすみれが無事を確認して抱き合うシーンも不自然極まりない。

更に、最後の最後に水戸黄門ドラマ風に勧善懲悪場面が用意されている。
隠ぺい画策をしたトップが退職に追い込まれ、力を落とした姿が映し出されて終わりとなる。
こんなドラマを2時間も見ているアホも居るのだが、あくまでChromecastのテストとして200円を払って実験をしてみたものだ。
パソコンやタブレットで見るよりテレビ画面は大きく、より映画館に近づく迫力が出るが映画館には到底及ばないことは確かである。
値段で見るしかないが、そのためのCastとして利用するしかないし、DVD鑑賞より手軽である。

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