2014年1月9日木曜日

小学1年生の安全意識

隔週水曜日の午後、何時もの学童パトロールをしていた時の事。
4・5人の黄色い帽子の子供達が横断歩道橋を降りて来た。
橋の降りた所で何やら話し合いを始めた。
そして、そのうち何やら揉めだしてきた。
「知らない人の自動車に乗ってはいけないんだよ」
「〇〇ちゃんのお母さんだから大丈夫だよ」
「だって、先生が言っていたもん」
「〇〇ちゃんと一緒に乗るから大丈夫」
「明日先生に言うもん」

その内の一人が友達が待っている自動車に行って、何やら交渉して戻って来た。
「〇〇ちゃんのお母さんが大丈夫と言っているよ」
この時点で女の子達は乗って帰りたい側に付く。
反対は、男の子一人。
「明日先生に言ってやるから」
と言って、歩き出した。
この一言が効いたのか、今まで乗車組側の子達も黙って歩きだし帰途に着いた。

此れで一件落着したが、微笑ましいやり取りとりの半面、子供達にとっては重要な決断を迫られていたと思う。
おそらく学校としては、例え知っている人でも家族以外の自動車には乗ってはいけません、と教えているのだろう。
特に低学年生は、疑いを知らない年頃だし、痛ましい幼女誘拐事件などがある。
登下校の様子を見ても、集団で行ったり来たりしている。
海の小魚達が捕食されまいと、集団態勢でマグロやサメを追い払っているのに似ている。

それで良いのだと思う反面、世の中が荒廃して来ている現実を目の当たりにした思いである。
大人一人一人が周囲に関心を払い、注意深くしなくてはならないのかもしれないが、ごみの分別収集を例にしても、出してしまえば後は野となれ山となれの感覚だ。
身の回りの不用物は出してしまえば後は知らない。
こうして周囲の環境を汚してしまってもわれ関せず、無頓着である。
行政経費の節減などは望むべきも無い。
一事が万事この調子で行くならば、隣組の連携、コミュニケーションはますます廃れて行くに違いない。
怖い世の中になって行く。

2 件のコメント:

  1. 忙しかった年末年始が一息つき、ほっとしながら、先生のブログ拝見しました。中々投稿できなくて、心苦しく思っています。今年も宜しくお願いします。

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    1. 昨年、5の日単位に投稿を試みましたがなかなか出来ませんでした。
      日頃の出来事の中に題材を求めていますが、忘れてしまいます。
      筆記道具とメモ帳を携帯するようにしていますが、ズボンや上着を取り換えてしまうと持参していません。
      ラジオやテレビの中でも見終わってしまうと忘れてしまうのが常です。
      良いんです、義務的になってしまうと苦痛になりますから、思いつたら書く、気付いたら写真にする、で良いと思います。

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