2013年1月9日水曜日

初心忘るべからず

平成25年1月9日
年頭に当たり、この10年の我が身を振り返ってみた。
それほど大袈裟なことではないが、どうもここ数年の小生の講座がマンネリ化しているような気がしてならない。
OSがWindows98、Me(CE)、Xp、Vista、7と変遷する過程でOfficeも 97、2000、XP(2002)、2003、2007、2010と進化して、それなりに対応してきた心算であるが、旧の知識の上澄みをベースにして、基礎的な学習を忘れていたような気がする。
ともすれば場当たり的に繕い、付加された新機能を紹介して目新しを印象付けていた様な気がする。
そこで思い出した言葉が「初心忘るべからず」である。
インターネット検索をして見ると、世の中には博学の人が多く、諸説の解釈がある。

「物事に慣れてくると、慢心してしまいがちであるが、はじめたときの新鮮で謙虚な気持、志を忘れてはいけない」との解釈が一般的に知らされている。
しかしこの諺、ルーツをたどるとそんなに生易しい意味ではないようです。

原典の「花鏡」を仔細に読みくだすと、「初心」とは「始めた頃の気持や志」すなわち「初志」ではなく、「芸の未熟さ」、つまり「初心者の頃のみっともなさ」なのだそうです。
初心者の頃のみっともなさ、未熟さを折にふれて思い出すことにより、「あのみじめな状態には戻りたくない」と思うことでさらに精進できるのだ、と世阿弥は説いたと言われています。
そして、若い頃の未熟な芸を忘れなければ、そこから向上した今の芸も正しく認識できるのだとしています。


パソ爺の場合、どちらの説も当てはまるようです。
慣れから来る怠惰、始めた頃の未熟さの忘却、向上心の喪失、新しき知識への挑戦意欲の減退等々、今年は一から出直す気持で事に当たりたいと決意も新たに誓いを立てたいと思います。
思いますではなく、パソボラに取り組みます。かな?????。




2 件のコメント:

  1. 先生の終わりなき向上心、挑戦意欲ただただ尊敬するばかりです。すごいスピードで日々進歩する世の中について行けないと直ぐに諦めて投げ出してしまう自分を反省してもう少し頑張ろうと言う気持ちにさせて貰いました。

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  2. 先生の向学心、地道な努力、気持ちの若々しさには頭が下がります。自分も見習わなくてはと実感しました。今ウクレレの練習に励んでいますが、少し慣れてきたせいか、難しい曲に挑戦を始め、壁にぶつかって嘆いています。先生のブログを読んで常に初心、原点、基本に立ち返り、自分を冷静に見つめ直すことの必要性を再認識しました。

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