パソコンに手慣れた人なら何でもない操作に違いない。
しかし、覚えた事は忘却の彼方へ霧散してしまう爺さんには、宇宙でのドッキングに相応しい難行である。
何事も挑戦と始め、妻がSonyのICレコーダに歌を吹き込む。
それを直接パソコンに取り込めれば簡単と思ったが、そうは問屋が卸さない。
ICには、マイクロホンジャックとヘッドホーンジャックしかない。
試みに、IC側のヘッドホーンジャックとパソコン側のマイクロホンジャックを接続し、何年か前の「デジ蔵」ソフトで「外部機器からの録音」で入力を試みる。
何しろ5・6年前にカセット音楽をカセットデッキで再生したものをパソコンに録音編集し、CDに書き込んで楽しむというカリキュラムで使用したソフトである。
あの頃のパソコンはVistaであり、今使っているのはWindows 10であるから期待はしないで録音を取り込んでみる。
一応機能は動くのか、イコライザーグラフは上下に振れて音声が再生している事を示している。
しかし、ICレコーダを停止してもファイルが何処に保存されたか見当がつかず、編集はおろか再生ができない。
そこで考えたのが、OLYMAPUSのラジオレコーダーとICレコーダをケーブルでつなぎ、音声転送してみる。
レジオレコーダにファイルが出来るので、それをパソコンのミュージックホルダーにコピーする。
目出度くファイルが出来たので、名前を付けて保存する事に成功。
拡張子は、最初からmp3となっていたので変換の必要がない。
Facebookを開き、メッセージから相手を探しコメントを付記してファイルの添付をする。
何とか、遠方に住む子供に音声Facebookが送信できた。
此処で終わらないのが蝮のパソ爺と異名をとる吾輩である。
妻と昼食に行く自動車の中でふと思い付いた、というより思い出した事がある。
「デジ蔵」の操作で、「外部機器からの録音」の場合に「開始・停止」ボタンが有って、その操作でファイルが出来たのでは、ということである。
帰ってくるなり、最初の操作をするため「デジ蔵」を起動し、「外部機器からの録音」画面を「縮小」サイズに設定してみると、案の定「開始・停止」ボタンが有って、そこでスタート・ストップすれば良いと分かった。
ICレコーダーから直接録音出来たファイルは、ライブラリーのミュジックのサンプルミュージックに鎮座していた。
それを添付すれば簡単に出来たのであった。
遠回りしたが、5・6年前の「デジ蔵」 であるがWindows 10でも動く事が証明できたのが収穫である。
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