木曜クラブは今年で5年目を迎え、絣の郷へ学習の場を移動して勉強している。
教材は某社の「Wordでモノづくり」を採用している。
この手の本は、Wordのいろいろな機能を使っての解説となっており、基本的な事は省略して記述している。
こんな機能は日常で使用する事は無い、と言うものが多く初心者テキストには不向きである。
だから、生徒さんにとっては生涯時間のロスになりかねない。
「覚えられず」「応用できず」「身に付かず」と三途の川になる。
そのうえ、持参して来るパソコンは三者三様で、Windows7、8.1だけならまだ救いがあるが、Windows10に至ってはVr1511に始まり年1回ペースで大型更新がある。
現在はVr1703で、この秋にも再度の更新があると言われている。
それらの更新をキチンと反映させていれば問題は少ないが、買った当時のままのVr、セキュリティソフトも期限切れ、月一度の定例更新さえ反映されていないから、無防備状態で公共無線に接続して使っている。
この責任を生徒だけに押し付ける事は出来ない。
指導に当たるⅯネット側の力不足が多分にある。
初心者のためのパソコン入門に始まり、Wordの初歩、Excelの初歩と続きPowerPointの初級、中級で4年が経過し、5年6年目は更なる高めのテキストを選択して進めているのが一般的コースである。
セキュリティについては1年目で学習する程度で、ここ1,2年ランサムウェアの出現で煩く確認させてはいるが、それ程の重きを置いていなかったのが実情である。
本来ならば日常的に、学習開始前に必ずセキュリティ対策が施されているか、Microsoftの更新ソフトがインストールされているか、特に第2水曜日以降の講座では励行し習慣づけて置かなけれなならなかった。
そこで遅ればせながら、今週木曜日の木曜クラブ、金曜日の初心者コースで1台1台OS別に確認して回る。
定例更新は全部がインストール待ちのまま放置されている。
Windows10に至っては、これまでの大型バージョンアップが反映されて居らず「1603」のまま。
購入したばかりのパソコンがその状態だから、無償リリースされたパソコンは推して知るべし、の状態であった。
それらを今回は一斉に最新状態にする訳だから大変な講座となってしまった。
まず自分自身のパソコンのバージョンを調べる方法を始める。
- Windows
キーを押しながら、R キーを押します。
または、[スタート] メニューから [ファイル名を指定して実行] をクリックします。
2. winverと入力し [OK] をクリックします。
此処で各自のパソコンのOSとバージョンを理解して貰い、概ね3班に分けて解説して行くので、大事な確認個所である。
このようにしないと、Windows7の生徒さんがWindows10の説明でパソコンを動かして迷路に迷い込んでしまう事がある。
この確認は、パソコンを起動させれば一目瞭然なのだが、不慣れな生徒さんにはバージョン迄は分からない。
次は、Windows Updateが反映されているかの確認である。
これはOS別に操作が違う。
Windows10の場合
1. [スタート]ボタンをクリックし、[設定] ボタンをクリック。
2. [更新とセキュリティ] をクリック。
3. [Windows
Update] を選択し、[更新プログラムのチェック] をクリック。
4. コンピューターの状態に応じてメッセージが表示される。
新しい更新プログラムがある場合は、[更新プログラムを確認しています...] に続き、[更新プログラムをインストールする準備をしています]、[更新プログラムをダウンロードしています] などのメッセージが表示され、ダウンロードおよびインストールが実行される。
5.再起動で終了。
Windows8.1の場合
1. Windows キーを押しながら、S キーを押します。または、画面の右端からスワイプして [検索] をタップします。
2. 検索ボックスに「Windows Update」と入力して、[Windows の更新プログラムを自動的にインストールするかどうかを選ぶ] をタップまたはクリックします。
3.Microsoft Update の [Windows の更新時に他の Microsoft 製品の更新プログラムを入手する] にチェックを入れて [適用] ボタンをタップまたはクリックし終了。
Windows7の場合
1. [スタート] から [すべてのプログラム] - [Windows Update] をクリック。
2. [Windows Update] 画面が赤のバーが表示されている場合は、暫く更新がされていない。
3.「重要な更新プログラムがあります」と表示されていれば[更新プログラムのインストール] ボタンをクリッ更新プログラムをインストールしています] と表示されている間にダウンロード、インストールを実行します。
4.再起動して終了する。
と言ったような操作を各自のパソコンに設定してやらなければ完了しない。
その他にもWindows10は大型更新が反映されていないパソコンをされているのに合わせなければならない。
こんな事で2.3時間はかかってしまうから、本来の講座は出来ない。
インストラクターも限界であり、何しろWin7、Win8.1、Win10(各バージョン3種)を持ち合わせていないのも弱みである。
それぞれの現場に合わせて手解きをするから、13人いれば13通りに、20人いる教室は20通りに手解きするから混乱するときもあり、聴いている他の受講者は傍観者となってしまう。